「ピタジュマジック」カウントダウン企画“ピタジュが出来るまで”

ピタジュ結成秘話“ピタジュが出来るまで”

※このストーリーはピーターパンJr.の結成までに迫る連載企画です。2017年の現在進行形の話ではありません。登場する人物、ストーリーは全て過去のエピソードです。ピーターパンJr.のリーダーTAKUROを主人公としてお話を進めて参ります。

 

☆最終話「プロローグ」

ついに迎えた運命の瞬間。

“4人組みヴォーカルグループの結成”か“3人組ヴォーカルグループの解散か”

その全てはKeisukeの作った楽曲に委ねられることになった。

僕たちにbetterな選択肢など存在しない。

1人でも納得しない者がいた時点でアウトなのである。

極度の緊張が部屋中の空気を吸い取った。

窒息でもしそうな息苦しさを切り裂くようにKeisukeはギターを鳴らし始めた。

“頼む…”

全身全霊を賭けて歌うKeisukeを、僕は祈るように見つめた。

“冒険の始まり”をイメージして作ったというそのナンバーにはこれからの僕たちの希望と不安が赤裸々に表現されていた。

爽やかで疾走感のあるAメロ。緻密かつ繊細に計算されたそのメロディ配置は僕たちの心を一気に高ぶらせる。

ドラマチックな展開のBメロ。先ほどまでの前向きな雰囲気を裏切るような不安定さを持ったこのフェーズは、人間が誰しも持っている弱さを彷彿させた。

そしてサビ。まるで空を駆け上る様なその力強いフレーズには、これからの希望が不安を追い抜いていく様が大胆に描かれていた。

息もつかさぬ展開であっという間に終盤へと差し掛かる楽曲。そして最後に待ち受けていたのはKeisukeの真骨頂でもあるけたたましいほどのシャウトだった。

“鳥肌が立つ”

とはこのことなのだろうか、僕は全ての神経が研ぎ澄まされたような、そんな不思議な感覚に陥った。

歌詞も無ければ伴奏も無い。しかし力いっぱい解き放たれた“生まれたての楽曲”からは、言葉では収まり切らない“願い”が溢れているようだった。

全てを出し切り一息をついたKeisukeは不安そうにこう言った。

「どうかな、」

少しの沈黙の後、初めに口を開いたのはNissyanだった。

「めちゃくちゃ良いやん!!俺感動したわ!!これ絶対いけるわ!!」

興奮するNissyanに緊張は一気にほぐれ、僕とKeisukeはほっと胸を下ろした。

「Keisuke、一緒にやろう。俺は確信した。これはいけるわ!」

満面の笑みでNissyanは続けた。

神戸でのソロプロジェクトを蹴ってまで僕たちの“無謀な挑戦”に力を貸してくれたNissyan。音楽の拠点のみならず生活の拠点までも全てが変わってしまうこの決断に、きっと沢山の犠牲もあっただろう。それでも全てを受け止め、自分自身の決断として前を向いてくれているNissyanを見て僕は“何があっても必ず一緒に夢を叶える”と心に誓った。

そして後はもう一人。

どうしても一緒に夢を叶えたい奴がいる。

TOMOYAが病気になってからというもの、どんな困難にも力を合わせて立ち向かって来た僕とDAN。きっとDANが居なければ、僕はとうの昔に音楽を諦めてしまっていただろう。

“DANと一緒に音楽がしたい”

心からそう願っていた僕だったが、DANが口にしたのは予想を裏切るひと言だった。

「だから嫌やってん…」

ゆっくりとだが、はっきりとそう言葉にするDAN。

僕の願いは届かず、以外にもあっけなく答えは出た。

何度も言うが“僕たちにbetterな選択肢など存在しない。”1人でも納得しない者がいた時点でアウトなのである。

「マジか…、ごめんな俺のせいで…、」

責任を感じ、謝罪を繰り返すKeisuke。事態が飲み込めず困惑するNissyan。

“なんとか考え直してくれ”と懇願する僕にDANは下を向いたまま黙り込んだ。

しばらく続いた沈黙の後、ようやく口を開いたDANは先ほどよりはっきりとした口調でこう言った。

「だから嫌やってん…Keisukeに会うの。俺、絶対一緒にやりたくなってまうから。めっちゃ良い曲作るやん!!一緒にやろう!!」

奇跡が起きた瞬間だった。

ばらばらの運命を生きていた4人が音楽の力で1つになったのだ。

“音楽が起こした奇跡”

これ以外にこの現象を表現出来る方法は思いつかない。他にあるとするなら聞いてみたいくらいだ。

何度も僕からKeisuke加入の話を持ちかけられたDANは4人組みでの活動もイメージを膨らませていたという。僕からKeisukeの話を聞く中で“良い奴”であることは分かっていたが、一度上京の話を断ったという不安感が拭いきれず加入を躊躇していたのだそうだ。しかしKeisukeの音楽に触れ“覚悟と責任”を確かに感じ取ったDANは、ついに信じることを決めてくれた。

かくしてピーターパンJr.は“初披露”直前に、4人組みのヴォーカルグループとなった。

性格も違えば音楽性も違う、そんな僕たちに課題は山積みだったが、それを越える沢山の希望が不安を跳ね除けた。

そしてこの後のことは皆様もよく知る通り、

2015年の5月10日に正式に結成をした僕たちは今も尚、大きな目標に向かって航海を続けている。

これから先、どんな困難に出くわそうとも

“4人ならきっと乗り越えられる”

僕たちがいつでもそう信じられるのはどうしてなのか、今回の物語でお話をすることが出来て良かった。

そしてここまで長い長い僕たちの物語にお付き合い頂いた皆さん、本当にありがとう。

これから先、僕たちがどんな物語を歩んでいくのか、

それは是非その目で見届けて欲しい。

僕たちが信じ続ける限り、物語はいつまでも続いていくのだから。

 

to be continued…

☆あとがき☆

どうもTAKUROです!

いや~ついに完結しました!ピタジュ結成秘話“ピタジュが出来るまで”

本当に長かった…(笑)

少し簡単に考えすぎていました(笑)

でも僕が結成当初からどうしてもやってみたい事の1つだったので、今回こうして最後まで書ききれて良かったなって今は素直にそう思ってます。

物語だし多少読みやすく整理しているところもあるんですけど、ここまで書いたことのほとんどは実話で、自分で読み返してみても本当に不思議な縁が重なっていたなぁって思います。

TOMOYAっていう存在が居なかったら絶対にピーターパンJr.っていうグループは存在しなかったし、僕たちは今頃何をしていたのか想像も付きません。今ではようやく元気になったTOMOYAとたまに昔のことを話したりもするんですが、自分の存在がピーターパンJr.のきっかけになれたことは今でも嬉しく思ってると言ってくれてます。TOMOYAが活動出来なくなったのは本当に悔しいし、本人が何より辛かったと思うんですけど、そのお陰で僕たち4人はこうしてまだ音楽を続けられている。というか…難しい話なんですけどそんな運命に少し感謝しているような部分もあります。TOMOYAが犠牲になってくれたお陰で僕たち4人は助かった、というか。こんな事言われるのTOMOYAは嫌いなんですけど、それくらい僕はTOMOYAに感謝してます。全てのきっかけですからね、彼が。

また、物語の中盤でKeisukeが上京を辞めると言い出したと思うんですが、その当時は正直「こいつ何を言うてんねん!」って思ってたところもあります(笑)マジで何回も誘ったんすよ僕!(笑)でもそれが無かったらNissyanの加入は無かったわけですからね、当初は本当に3人組みの予定だったんで。本当に不思議です(笑)

上京してくれたNissyanも劇中では詳しく触れていませんが本当に沢山の大切なものを失いました。言うのが申し訳ないくらい本当に沢山。Nissyanを誘ったっていうか最終的に口説き落としたのは僕だし、たくちゃんが居たからピタジュに入ろうと思ったっていつか言ってくれたこともあったし、Nissyanには少し責任を感じてます実は(笑)まぁNissyanは気にしなくて良いって言ってくれてますけどね(笑)でもだからこそ、絶対に一緒に成功しよう!っていう励みにもなってます。

DANに関してはもう特に書く事は無いです(笑)充分書いたでしょ、物語で(笑)ほんとスーパーヒーローやん、ってくらいに(笑)ただ本当にあの当時のDANは神がかってました(笑)根拠の無い自信?っていうんですかね?その自信に僕は何度となく助けられましたよ(笑)今はDANのお陰で僕も色々と自信を持てるようになって来た部分もあって、これがいつかDANが言ってた「人は人を変える」っていう意味か~って思ってます。DANのエッセンスがいつの間にか僕にも上書きされたんでしょうね。ありがたやありがたや(笑)

この物語を振り返ってみて思うのは「その選択が正しいのか分かるのは、いつも後になってからだ」って事です。その時は間違いだ!って思ってた選択が後々正解だったなって思えたり、その時正解だ!って思ってた選択が後々間違いだったなって思ったり。つまりはどうする事も出来ないんですけど、その時その時に精一杯考えて選択をしておかないとそれにすら気付けないって事なんですよ。

重要なのは後で振り返った時に後悔しないくらい悩んだ上で選択をしたのかどうか。ってことです。しっかり悩んだ上での選択なら間違いだろうと正解だろうと後々自分の背中を押してくれますからね。これからの選択も後悔の無いものにしたいです。

そして、何よりも特筆して伝えなければいけない事は、僕たちのストーリーが今もなお進み続けているという現実です。

そこには僕たちのことを信じてくれた人がいて、見ていてくれる人がいます。応援してくれる人がいなければ、きっと僕たちのストーリーはここまで続かなかったことでしょう。本当にありがとう。心から感謝しています。

世の中にヴォーカルグループは星の数ほどいると思いますが、僕たちピーターパンJr.はどんなグループにも負けない絆と運命で結ばれていると信じています。それはこれまでのお話を読んでくれた皆さんならきっと分かってくれるはず。

ですので僕たちは、これからもその絆と運命を信じて前に向かって進み続けていこうと思います。

それこそが僕たちの生きる理由だから。

いやはや本当に長くなってしまいましたが、思い出話にふけるのはここらで本当に終わりにしましょう。

だって僕たちの物語はまだまだ始まったばかりなのですから、

さぁ皆さん、

本日はいよいよ僕たちの年末一大イベント「ピタジュマジック」当日です。

楽しむ準備は出来ていますか??

ここまで一緒にカウントダウン企画を歩んできた皆様なら、きっと準備は万端のハズですよね?

今宵は音楽の祭典、普段の悩みやストレスは一切忘れて、僕たちと一緒に音楽の魔法に酔いしれましょう!!

それではこの後19時、

メンバー一同最高のワクワクを用意して、新宿アンチノックにてお待ちしております!!

笑顔でお会いしましょう!!!